根っこはなんだろ
何かを成しとげるために目標を立てて、それに向かって計画通りに進めなさい。そんな風に小さな頃からずっと教えられてきた気がします。
でもただひたすら先の目標ばかり見ていると、目標に縛られちゃって、これって本当にしたかったことだっけ?って。そんな時ってあるような。
頑張って頑張ってゴールに達成した時ってすごい快感だと思うんです。分かりやすく合否や数字が出るものだと尚更。とっても満たされます。でも常に目標を追っている人を見ると、急がなくてもいいんじゃないかなぁとおせっかいながら心配になります。まるで、次は何を達成して満たされようかなって目指すものを持ってないと不安になっちゃって、常に目標を探しちゃう感じ。
でもその快感、結果がとにかく欲しくて、先を急ぎすぎて、目の前の達成すべきことばかりに気を取られて、その根っこにある本当に大切にしたかったものを見失ってしまう。
目標を達成することが目標になってはしんどいんじゃないかなぁって。目標に向かってがむしゃらに頑張る時って、他に余計なことを何も考えなくていいから、楽な時もあると思うんです。でもそれって心からやりたいこと?本当に好きなこと?
目標はあくまでも、根っこにある大切にしたいことを大切にするためのツールだと私は捉えています。根っこの想いを実現するためには、どんな目標を持とう?どんなツールを選ぼう?だから目標はいつでも変わるものだし、ツールは選びなおすこともある。なんかこれって企業理念、ビジョン、戦略の話みたい。笑
人生設計って言葉を耳にするけれど、しっかり計画を立てたとしても、崩れ去ってしまう時はある。ならば、私はその時その時、今の自分をしっかり満たしてあげたい。やりたいこと、なりたい姿はあるけれど、あえてその目標をビシッと定めないことで、根っこにある本当に大切なものを育てながら、目の前のものを大切に。そうすることで、その時その時に巡ってくる縁を掴んで進めると思うから。
自分の根っこをしっかりと張ったところに、今、この足元をしっかり踏みしめて。ずっしりとした根っこで、柳のようにしなやかな、柔らかい姿で。
気張らずにいきましょー◎