ことばで表現できること

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赤ちゃんはことばで表現できないから、泣いたりぐずったりして、不快、空腹など感情を表現する。大きくなると、感情が言葉で表現できるようになってきてイヤイヤ期に突入、徐々に“社会性”を身に着けていき、TPOによっての振る舞い方を学んでいく。子どもは選ぶことばは上手くないかもしれないけれど、大人よりずーーっと感情に素直なんじゃないかなあ。でも“社会性”を身に着けた大人になると、できなくなってしまう。TPOによってはそんなに素直にはいられない。いつの間にか負の感情を飲み込んでしまっていることも。大人ってのは理不尽なことを我慢するもんだよ!忍耐だよ!そんなことばも耳にします。

大人は赤ちゃんと違って自分が感じていることを十分に言葉や態度に表せる。人間らしく言葉にして表現できる。そうすることによってある程度それを抑えることができる。

「面倒だから、しよう」渡辺和子

 これを読んだとき、大人になるってことは我慢するすることじゃないんだ!って。我慢することは、ネガティブな感情を表現することをさぼって、問題から逃げているだけかも。だってネガティブな感情って面倒くさいし、考えるのしんどいもん。

かくいう私も、感情表現が下手くそです。納得出来ないことがあった時、目上の人、立場が離れた人に、嫌なことは嫌だと主張できるタイプだけれど、逆に身近な相手、友達なんかになるとそれができない。妙な距離感をとってしまったり、少しふてくされてしまったり。面倒くさい。笑 

 

確かに我慢から、見た目上の穏やかさは生まれるかもしれない。けれど、自分の心の中は穏やかとは程遠いんですよね。最近は感情表情態度ことばを一致させようプロジェクトをやってみています。嫌だなと思ったらできるだけことばでその感情を表して相手に伝える。大人だから、もちろん場はわきまえなければいけないけれど、時には全身で笑い、泣き、落ち込み、自分の心の声に素直に。

 

小さいころから喧嘩をしたことがあまりありません。一人っ子だったことも関係するかも。だからなのか、喧嘩にはひそかな憧れがあります。笑 それがどんなに子どもじみた原因であろうと、心のうちをしっかりぶつけ合ったということだから。だから私と喧嘩した数少ない友人達、大切にしていきたいなあと思います◎もっと喧嘩しよーっと。笑 

ことばに限界はあると思う。ことばで表現できないこともある、他の手段の方が伝わるかもしれない、でもそれでもその感情をひもといて、伝えることをサボってはいけないなあ。

 

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