もらった手紙たち

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手紙の整理をしました。ここ数か月色んなものを断捨離してきましたが、手紙の整理はとてもエネルギーを使うだろうなと思っていたので、他のところが一通り片付いた今、やっとこさ手をつけました。

小学校の頃のちっちゃな手紙類は一度断捨離したのですが、中学以降の手紙はほぼ全部とってあり、ざっと400通程ありました。どれも書いてくれた人が自分のために時間を割いて、想いを込めて書いてくれたと思うと、捨てたら失礼なんじゃないかと思って…特に読み返す機会もなかったのですが、今までとっておいていました。でも最近は思い出のものに対する考え方も変わってきたので、処分する方向で整理しました。

 

一つ一つ中身を読んで整理していくのは、予想通りとてもエネルギーが必要で、複数回に分けて整理しました。

懐かしかったり、微笑ましかったり、恥ずかしかったり。読みながら色んな感情が駆け巡って、忙しい忙しい。一人で泣いたり笑ったりしながら、一つ一つしっかり読みました。書いてくれた人は、その頃の私に向けて書いてくれたのだと思うのですが、今の自分にもしっくりくる言葉がたくさんあり、胸がいっぱいになりました。

これからも人生の折々に私を支えてくれるであろう手紙を残して、一人につき何通までというルールで処分しました。また自分を確認したくなった時は、取り出して読ませてもらおうと思います。

本当はくっだらないお喋りみたいな手紙もとっておきたい気持ちもあったのですが…。手紙がなくなったからと言ってその人との関係は変わらないし、なにより本当にずっと繋がっている人とは共通の大切な何かが、モノじゃない形で存在していることを実感できたから。

 またひとつ、持ち物との折り合いがつき、身軽になりました。

 

それにしても小学校、中学校の頃、ちょっと離れた友達とは手紙や家電で遊びの約束をしていたことに改めてびっくり。手紙/家電→メール→LINE→次は? すごいスピードで人とのコミュニケーションの取り方も変わっていく。ちょっと切なさを感じる今日この頃です。