誰かが誰かじゃなくなる時

f:id:curious-megane:20160704233341j:image先日洋服屋さんで買い物していた時の話。

私が買い物していると、一人のおばあちゃんが「このバックいいやろ~1990円よ!買おうか迷っとるんやけど、どう思う~?」と話しかけてきました。そこから5分位会話が続いて。その後、そのおばあちゃん、そこにいるお客さん全員に、相談してました。ただお喋りしたかっただけやん(笑)

私こういう時間が大好きです。普段結構な人見知りなのですが、初めて会った人は別の話で、オープンにペラペラ喋れてしまいます。なんてことない世間話だし、恐らく再び会うこともないと思うのですが、どこかの誰かだった人が誰かじゃなくなる瞬間が好きです。

学生の時に、居酒屋でアルバイトをしていました。出身どこー?と絡んでくるおじちゃん、帰り際に美味しかったよーと声をかけてくれるおばちゃん、色々いました。そんな会話があるだけで、お客さんと店員じゃなくて、一若者とおじちゃん、おばちゃんという関係になって。

自分が忙しい時、余裕がない時、いっぱいいっぱいで自分の中だけで世界は完結してしまっている気がします。行き交う人、電車で隣に立っている人は同じ人間で、自分と同じように悩み事があって…ということを忘れがち。誰かと誰かのかかわりではなく、私とあなたのかかわりに触れた時にハッとさせられます。あたたかい気持ちになります。

こんな、私とあなたのかかわりが増えていくと優しい社会に繋がらないかな~?とかとか。“思いやり、広がる地域” みたいな、ポスター標語のようなことを考えていたのでした(笑) うん、やっぱり大切なことってシンプルなことなんじゃないかと思います。

まとめると、大阪のあめちゃんあげよか~のおばちゃんは最強ってことかもしれません◎