ほーむ
新しいまちでの生活が始まった。
古道具屋、古本屋、喫茶店…小商いのお店がたくさん並ぶ、どこか昭和の匂いが漂うまち。開拓欲がくすぐられる。
さっそく近くの定食屋さんへ。
カウンター越しにお客さん、お店の人、みんなでおしゃべり。お店のことを教えてもらったり、まちのことを教えてもらったり。わたしがずっと憧れてる“行きつけのお店”ってやつになりそうだ。
その後、定食屋でおすすめされた銭湯へ。
銭湯って常連しか受け付けない空気出してるところもあるのだけど、ここのおじちゃんはすごくフレンドリーだった。
こりゃ毎日来たくなるわ。
あーあったまった。
前に暮らしていたまちは下町がゆえにかは分からないけれど、わたしのような若者がもぐりこめる場所をみつけられなかった。
駅に降り立てば懐かしさは感じるだろうし、見馴れた景色に居心地のよさを感じるだろう。けれどわたしにとってはあいさつを交わせる人がいるという安心感ほどそのまちをhomeと感じさせるものはない。
暮らしはじめてまだ1日だけれど、このまちにはそんな安心感のある場所がたくさんできる気がして、身も心もほくほくしている。
これまでわたしが暮らしたことのあるまちは片手で数えられるくらい。そうやってhomeとよべるまちが生まれたところ以外にも、ひとつ、またひとつ増えていくってしあわせだなあ。
前の住人が残していったやつ
なんかかわいい