ひとりでいること みんなでいること

 f:id:curious-megane:20161102175712j:plain

 

この間公園を散歩していたら、近くの学校のちびっこ達が先生に連れられて遊びに来ていた。みんなが鬼ごっこをしたり、わいわいする中、ひとりはしっこの方で土をいじったり、花を見ながらぶらぶらしている子がいた。

その子を見ていて、わたしはひとりでいる子がいたらみんなの輪に入れようと声をかけるようなお節介なこどもだったことを思い出した。小さい頃のわたしだったら、きっとその子のことも輪に入れようとしていただろう。そんなところを先生に褒められることも多かったしね。

でもそうやって輪に迎え入れようとすること、その子にとって良いことだったのかな。ふと昔の情景に戻って疑問が湧いた。もしかすると鬼ごっこより土いじりが好きだったかもしれない。わいわいするより静かに過ごしたかったかもしれない。みんなでいるよりひとりでいるのが好きだったかもしれない。

 

今考えてみるとみんなでいる方が楽しいに決まってるってみんなの輪に無理やり引きずりこむことをしていたのかもしれない。「ひとりでいるのかわいそう」っていうのは輪の中にいたわたし中心の見方だったのかもと。もちろん子どものころにそんなことを考えて行動できる訳ではなかったけれど、子どもを見守る立場になりつつある今、その子自身が好きなもの・ことを大切にできる大人でありたい。

何年も経った今そう思う。

---------------------

誰にだって、ひとりでいたい時だってあるだろうし、みんなといたい時だってあるだろう。いつもはひとりでも、たまにみんなといたくなった時は立ち寄れる、そんな場所があるといいな。子どもにも大人にも。

おばちゃんになったら家開放して小さな図書館とか駄菓子屋とか楽しそうだなー!

f:id:curious-megane:20161102180054j:plain